2004年04月28日

うつ状態と運動 ― お薬「より」運動?!

 1時間ずつ週3回運動、、、できたら、それは心身によいかもしれない。健康な人にとっても。

 そうできるのならば、ですが。
 HaTeHuMu*Pnokoさんのとこを読んで、思わず呼ばれたか(^^;)と思ったんだが、引用元のtoshiさんとこ、さらにたどってジャパン・ジャーナルを読むと、なんかすごい。

 鬱病患者に、薬「よりも」運動を勧めるように、英国で医師に勧告されたらしいんだ。

 運動がいい、というのはわかる。運動できるときに、30分くらい早足で歩いてみたり、15分くらいトレッドミルで走ってみると、泣きそうな気分が収まることは実際ある。だけどね、それだけで治るようなものなら、円谷選手が亡くなったりしない、とか思わないんだろうか。

 動けない。お風呂にも入れない。目が覚めているときはずっと、世界が薄青いジェルで充填されているようで、そこをかき分けて生きている。あの状態で、這うようにして医者に行き、週3回運動してください、自腹でね、お薬だしません、って言われたら、鬱になって死んじゃいます(^^;)、実際。

 軽くなってきても、隠れて薬を飲み、失ってしまった職業のかわりの、将来のない時間給の仕事に、必死になって通ったりしてるわけだ。周囲と同じくらい、多すぎも少なすぎもしない程度に笑ったりすることを心がけて、ようやく退勤したら、もうへとへとだ。この上運動するのか?公営のジムは限られてる(数も営業時間も)。私営だと、月収の1割近くとられる(ワタシは払っているんだが、調子が悪いと行かれない)。

 殆ど治っても、普通は予防的な投薬、っていうのがある。実際ワタシも再発するまでの数年間、無断欠勤(有給では当時の2週に1回、ってのはすぐ行かれなくなり、あらかじめ欠勤を届ければ理由を言わされる、むろん現場の仲間には話しておくが)でお薬をもらって、社会生活してたんだ。

 どうしてお薬「よりも」、なんだろう。本来ならお薬も運動も、なはずだよね。それとも、患者をジムに追いやって、ジムに週三回通ってる人を鬱病だと差別するためにリストアップしたいのかな?

 鬱状態が増えている、アパシーがウツに紛れ込んでいる、鬱と偽って麻薬に近いような薬を搾取する人がいるetc. まぁいろいろ言われているというのは知っている。知ってるけど、だから「運動」なのか?どうしてそうなるよ(^^;)。

 本当に英国でそういう方針が続くのなら、これから数年の後にかの地で鬱のない社会(^^;)が実現しているか、見守ってみようじゃないの。


Posted by utsu at 13:05│Comments(19)TrackBack(9)▼ウツなコラム▼

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この記事へのコメント
長くなっちゃうんで、トラバりました。
書かずには居られなかった・・・(~_~;)
Posted by りょうな at 2004年04月28日 18:49
(^_^)
Posted by はなゆー at 2004年04月30日 15:26
りょうなさんとこをみて、リンク張ろうとか思ったんだけど、チカラ尽きてしまって(^O^;)。もうしわけない。
Posted by utsu at 2004年04月30日 16:48
Utsuさん、はじめまして。 City Girlといいます。 北国チャンネルを最近発見して、よくいろんなエントリーを拝見させていただいてます。

鬱病については、友達に何人かかかっている人がいるだけで私はそれほどよくは知りませんが、薬よりも運動というのは、どうにも納得がいきませんよね。

でもイギリスに住んでいる私としては「やっぱりなあ」って感じなんです。
イギリスはNHS(National Health Service)いわゆる日本の健康保険のような制度があり、診察、入院、手術などのサービスが無料で受けられます。 しかし「ゆりかごから墓場まで」などと言われたように、福祉の充実で有名だったイギリスも最近では、とくに医療を中心にかなりのひどさになっているんです。
ベッドも不足ぎみで医者も忙しく、何時間も病院待たされるのはあたりまえ。手術のようなちょっと大きい物(命に直接かかわらないもの)は半年、1年などの単位で待たされるのです。 最近話題になったのは、イギリスだけでは手に負えないので、手術待ちの患者を海を越えたフランスに送って手術をさせたという例。それから看護婦/士が不足しているので、これまた近くのヨーロッパの国(フランス、スペインなど)から英語がパーフェクトでない人たちでさえ看護婦/士としてやとっているのです。

あまり鬱病と関係がなくなってしまいましたが、「薬よりも運動」というのに、かなり荒れてきてしまったNHSの現状からして「やっぱりなあ」と私が思ったのを、お分かりになられるでしょうか。
しかし、これは私のあくまでもの推測。 ほんとうにちゃんとした根拠がもしかしたらあるのかもしれませんね。
Posted by ゲスト at 2004年05月04日 09:38
(業務連絡、だぶりは消しておきます。なんか、書き終えたあとでブラウザの更新ボタンを押すと、増殖するみたいっすよ(^^;)。「ホーム」を押すのが安全策です…ひそひそ^^;)

 なるほど、イギリスではそういう事情が下敷きにあったんですね!で、社会教育施設が日本より整っているから、「運動」は日本以上に、資本投下なく移行させやすい方法なのかも。(失業中の人に博物館などの割引がある、なんていうのはさすがエゲレスと思うんですが)

 医療は何故か(というか必然として^^;)、公衆衛生が向上し、生活の質が向上すればするほど、肥大していきます。いったん一定のレベルになったところで、経済的な低下があると、節約しなくては、となるわけですが、なまじ医療となると、どこを節約すればいいのか、難しい。

 でもって、実際に血が流れたり、痛みがあってその原因がレントゲンに写ったりするようなものは簡単にはけずれない。軽症の疾病や、目に見えないこころの病気がターゲットになる、というのは、わからないでもないです。

 事実、日本では、ゲートボールの爆発的な流行で、一時的に老人医療費が減ったことがありますよね。それは、「老人がスポーツをした」からでは必ずしもないのですが(^^;)。

 イギリスの医療がそういう状態になっている、というのはうすうす聞いていましたが、そこまで大変なことになっているとは知りませんでした。

 そちらでは、薬草系とか、すぐれたケア伝統もあると聞いています。どこかで踏みとどまって、だんだんと実情に合わせて行かれるといいんですけどね。
Posted by utsu at 2004年05月04日 14:12
Utsuさん、こんにちは。 おっちょこちょいのCity Girlです。 (^o^;)
だぶってライトバックを送ってしまい、ご迷惑をおかけしました。

Utsuさんのおっしゃる通り、「運動をすると元気が出る、さわやかな気持ちになる」ということは周知の事実ですで、心も体も健康な人がそのまま健康でいられるようにという日頃からの予防策なら分かりますが、鬱病のひとに「薬なんかより、あんたは運動しろ。」というのなら、患者を見放したあまりにひどい仕打ちです。

前回わたしの書いたことはあくまで推測ですが、つい先日も同じように、「帝王切開出産を医者は患者にできるだけすすめないように。」と政府が言ったようです。(2004年4月28日、BBC) 
これについて私は出産の経験もないし、帝王切開出産の善し悪しについてあまり詳しくは知らないのですが、このニュースについてのBBCに寄せられたコメントの中には、妊婦の安全などの理由と同時に、政府は自然出産よりもお金がかかる帝王切開出産をコスト削減のために減らそうとしているんではないかという声もありました。

Utsuさんのコメントに「社会教育施設が日本より整っているから、「運動」は日本以上に、資本投下なく移行させやすい方法 なのかも。」とありましたが、これまたこのイギリスの運動施設とういうものがおそまつなものが多く、BBCに送られたコメントには「運動をしろと言うまえに、運動できる場所を整備してくれ」という声がよくありました。

イギリスの悪口ばかり書いてしまいましたが、そんなに悪い国じゃございません。
Utsuさんも書いていましたが、漢方薬やアロマセラピー、いわゆるオルターナティブ・メディスンもかなり浸透してきています。 「運動!」ときつく言うより、もっと患者の体にも心にも優しい治療を見いだしてほしいと思います。
Posted by ゲスト at 2004年05月04日 21:01
City Girlさん、ども(^^)/

 ありゃ、じゃぁそちらでも、受け皿がないままで「運動」とか言ってみたわけだったんだぁ。うーみゅ。

 カイザー(帝王切開)だって、自然分娩が可能なのに、わざわざそうしたくてする、というものじゃないよね(ワタシもこども作ったことないんだけど、でもねぇ)。

 いろいろ難しい実情ってのはあるんでしょうけど、結局
 ・病人にならないような方策
 ・病人になったら、早く確実に直す方策
…しか、医療費を減らす方法はないような気がするんだけどねえ。

 それにしても、運動施設事情も似たり寄ったりなのかぁ。日本でも、社会人向けの体育館は殆ど団体利用で、個人で、となると勝手にウォーキング、ジョギングとか、筋トレ系ジムとかになっちゃうんですよね。

 本当に運動がよいのであれば、それを仕事や趣味にしない人でも、生活に織り込んで(歯磨きやお風呂のように)できる方向へ行ってほしいものです。実際、ウツの予防としてはかなり効果的なような気がしますけれども(^^)。
Posted by utsu at 2004年05月05日 12:36
8年ぶりにゴールデンウィークっていうのを満喫していたりょうなです(*^_^*)

City Girlさん>
はじめまして&りょうなのところにもコメントありがとうございました(^^♪
自分も、自分のエントリーの方にコメント書いたんですが、考えたらこっちにコメント書いたほうがつながるハナシだったかも・・・ちょっと後悔です(-_-;)
よかったらまたみに来てくださいです。。

utsuさん>
こんにちは〜♪
考えたら日本もサラリーマンの一部自己負担が1割だったのが気付けば3割にまで上がってるから・・・通院を減らして医療費を少しでも減らす、って方向は一理あるよね(*^_^*)
でも、ジムとか・・・高い(・_・;)通いたいけど、無職の私に何とかなる金額じゃないもん。運動はしたいし、自然な発汗を促すことで少しかカラダもココロも健康になれれば一番いいんだけど。

あと、やたらクスリを出したがる医者がいることも事実だよねぇ・・・切りたがる医者とか(-_-;)←両方遭遇したことがある私はむしろ幸運?(~_~;)
Posted by りょうな at 2004年05月06日 13:25
 何年も前に、パート労働者についても国の管掌する組合健康保険とかに入れるように法律が改正され、よろこんでいたら、職場のほうから「勤務時間を2時間減らして欲しい」と言われ、ヤダと言ったらクビですから、泣く泣く国民健保のままでした。

 で、去年の春、労働時間が戻されてようやく健保も切り替わったのですが、その月からは3割負担。がっくり。

 でもよかったことも。それまで職場の医務室は、常勤の人たちの保険の被保険者しか見ない建前で、国民健保のヒトは受診できなかった(でも、急患のときはこっそり薬だけ下さったりしてたけれど)。切り替わったら、今度は正規に医務室に行かれるようになったのだった(^^)。

 実体験として思うに、病院に行けば欠勤になってしまうからそもそも皆行きたがらない。でもこれはダメだ、というときは「早く治そう」ということで抗生物質でないかな、と思って、欠勤、収入低下も覚悟で行く、というようなことだったんだよね。

 そういう不都合が改善されなくて自己負担額が増えれば、軽症では医者には行かない、というほうに誘導されてしまうから、結局医者にはひどくなってから行くことになる。医療費、節約できるんだろうか。

 で、行けば行ったで、技術や経験ではなく、処方した薬や指示した処置の数で収入が決まるわけだから、なにをかいわんや。 
Posted by utsu at 2004年05月08日 02:36
ちなみに札幌は、コンビニの数より歯医者の数の方が多いんだって。
最近、営業をやめるコンビニも目立ってきてるんだけど、歯医者がつぶれた、ってハナシをあんまり聞かないのはどうしてだろう?

1年前に高熱で飛び込みで行ったお医者さんは、ごはんも食べれる状態じゃないのに、1回10粒の錠剤と2袋の粉クスリを処方してくれたんだけど・・・飲めないって(-_-;)
なんかこっちもそこまで世間知らずじゃないから、医者の意図がミエミエなのは結構きつかったなぁ。。

あ、医療系のエントリー一応書いてるんで(笑い話ばっかだけど)良かったら読んでみてくださいませ♪
Posted by りょうな at 2004年05月09日 06:43
だから朝日を崇拝するゾロアスター教徒にはうつ病患者が非常に少ないとか。早起きして玄関前に出ましょう。

从‘ o‘从
Posted by はなゆー at 2005年03月16日 11:22
とすると、闇鍋の時計は即座に必要なのか。

朝日を拝めるように起きられる御利益がある宗教に入る、という手もありますね(^^)
Posted by utsu at 2005年03月16日 11:29
早起きして勤行に参列するのは気持ちいいですよ。
Posted by はなゆー2:50 at 2005年03月17日 15:00
ゾロアスター教の僧坊とかあったら、絶対お泊まりに行くんだけどな!
Posted by utsu at 2005年03月17日 16:43
あちこちトラックバックしておきます。
Posted by はなゆー2:50 at 2005年03月22日 06:48
てわけで、エントリたてました(^^)
Posted by utsu at 2005年03月22日 23:07
薬より運動…どうなんだろうか?
運動ってのは、プロでない限り、外部刺激や余暇としての潤い、それで生じる目標への意識が必要になってくると思う。うつ状態は、気力が無いワケで、当然、運動しようなんて思えるとは考えられない。
薬で元気!ってなら、非合法な薬の方が効果ありそうで、運動で元気!ってのは、うつ状態と矛盾している。前者は人として禁止されていて、後者は気力の問題だと思う。そもそもの前提として、気力が無いことが問題で、全てが儚く、虚しく、虚無に思える時に運動しようなんて、まず無理。
運動することで、外部との接触や、健康的な欲求(うまくなりたい、勝ちたいとか…)による目標を掲げられる気力の充填を、「より」って言ってんのかな?
要は、うつは気力に始終してしまうのかな…。そう考えると、とても悲しい。無いものねだりみたいで…。だからね、私は、うつであることは、内部の生成であって、外部に対する愛おしさの瞬間ではないかと考えたいワケです。うつは治せるってより、コントロールできるようになるんだと思う。感情の起伏を当然の如く受容できる、いわゆる「普通」が、うつ病者の(私だけかも…)願いだと思うから。
何が言いたいかって、つまり私もうつなワケで、運動で治るなら、治っててもおかしくなく、薬で治るなら、病院に定期的に通ってるワケで…結局は意識変化が必要なんだなと、思うに至ったわけです。
運動の話じゃないけど、目標?夢?を描く事、それが大事なのかなと。(それが出来たら、苦労しないけど…)。昨日とは違う自分を夢見て布団に入る…もう幾夜そうしたか分からないけど、その度に思い起こされるのは一つだけ。私事ですが、それが叶えるべき夢だと思った。それは私のうつの原因であったけど、だからこそ取り戻したいなと。まぁ、そのために何すればいいのか分からないし、コレ投稿した後には、全く正反対の気持ちになってるかもしれない。けどさ、うつの時に、「健康」だった時のこと思い返しても、もはや思い出せなくて、むしろ、産まれた時からうつなんじゃないのかと疑いたくなるから、それなら、うつを治すより、上手く付き合って行こうと思いたい。地獄の日々は、自分を戒め、誰かに何かに苦しみを優しさにして享受できるように…。否定より、ユニークに。

そんな事を誰かに聞いてほしくて、失礼させてもらいました。

(うつ病という認識が無ければ、人は自力で回復できるor苦痛に捉われないでいられたのではないかと思う最近。しかし、知ってしまった今では、それも虚しい想像)
Posted by ゲスト at 2005年07月27日 04:23
 ゲスト様 レスが遅くなってごめんなさい。

 ウツのさなかにはもちろん、運動なんてとてもじゃないし、だんだんなりつつあるような時期も、定期的になにかする、とかそういうの、つらくなるから、、、、。
 もし定期的に運動してウツがなおったというなら、それはきっと、しなくても治ったんじゃないか(^^;)とか思わざるを得ないっす。

 自分のささやかな経験から言えば、「ウツ状態にある」と自覚できてから以後のほうが、ワタシ的には楽です。
 なぜか?
 それは、自分の恣意では動かせないことで、かつ、解決に向かう道筋が用意されている、から(^^)。

 もしウツ状態、と認められなかったら、ワタシはずっと、自分のふがいなさとか能力のなさとか、自分史の中でのアンラッキーなこととか、そういうことを悩み続け、あれこれと努力したとしても、その途中でくたびれたり挫折したり、結局よりユウウツ、という下方ループに落ちていつづけてるんじゃないかと思います。

 ウツ状態は、きっかけはさまざまあるんでしょうが、どういう理由にしろ、それまでの努力や資質にはかかわらず一定数の人に「あたり」が出るクジみたいなものです。

 そしてありがたいことに、かつてよりもずっと、治りやすくなっているし、治るまでの道筋も楽になっている。
 時間も必要だし、確かに簡単、とは言いかねるにしても、波もあるけど、でもだんだんと、治っちゃうんだよねこれが。
 確実に進められることなんて、昨今の世界ではめずらしいけど、ウツの克服は、そのめずらしいことのひとつとなりつつある、とワタシは思う。
Posted by utsu at 2005年07月28日 01:05
とても有用な情報はあなたによってここに書かれて...実は今本当に日Utsutsuうつ病は非常にすべてのために重要であると...
Posted by ダーゼン  at 2011年01月28日 22:22
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